納豆菌とは

最強の菌!? 様々な環境でも生き残れるタフな菌

 

 

納豆菌ってどんな菌

納豆のネバネバを作り出す菌で稲わらなどに住んでいます

 

納豆菌はもともと稲わらなどに住む枯草菌という種類の菌です。

 

上の画像にもあるように納豆が稲わらに包まれているっていうイメージを持っている人もいるでしょう。

 

実は昔は実際に稲わらに包んで納豆は作られていたんです。

 

納豆菌は熱に強いので稲わらを煮沸消毒して他の雑菌を殺しますが、

納豆菌は生き残るのでその稲わらに包んでゆでた大豆などを発酵させた。

 

それが、私たちのよく知る納豆」です。

 

今はもっと工業的に造られるんでしょうけど、昔ながら納豆はこのようにして造るんです。

 

大豆は納豆になることで栄養価が飛躍的に高まります。

これは他の発酵食品でもそうですが、発酵により新たな栄養価がプラスされたり栄養が増加するのが

発酵食品の特徴ですね。

 

納豆菌は腸内でどんな働きをしているのか?

 

1・タンパク質や糖質を分解する

 

2・乳酸菌を増殖させる

 

納豆菌を摂取すると腸内の乳酸菌が増えるという結果が出ています。

なんと10倍に増殖したとの事です。

これは納豆が分解した成分が乳酸菌の増殖を促す効果があったという事です。

つまり、乳酸菌も納豆菌も単独で摂取するよりも併せて摂取した方がより効果が高いという

事が言えます。

 

更に その1 納豆菌は胃酸に壊されることなく腸の中で活躍できます。

納豆菌は乳酸菌の何倍もの速さで腐敗菌を殺し、さらに腐敗菌の増加を押さえる働きが強いんです。

だから善玉菌である乳酸菌が増殖するのに有利に働くというわけです。

 

更に その2 納豆には水溶性食物繊維、大豆オリゴ糖が含まれています。

この二つは一番大切な善玉菌である「ビフィズス菌」の餌になるんです。

 

善玉菌とチームを組んで腸内フローラを整えてくれる事で便秘改善なども期待できますね

 

3・免疫力UP

 

納豆菌は腸内で免疫力UPにも貢献してくれています。

例えば動物実験では、納豆菌が腸の上皮細胞(腸管バリア細胞)を活性化することが観察されています。

また、免疫細胞が納豆菌を取り込み、免疫細胞を活性化させているという報告もあるようです。

 

以上のように実に様々な、そして有益な働きを腸内で行ってくれています。

 

でも、

 

納豆菌は腸の常在菌ではありません。

 

納豆菌は実は腸の常在菌ではないんです。

 

だから腸に長く留まることはできません。(それでも他の菌に比べれば長く留まりますが)

 

いずれは腸から追い出されてしまうので継続的に納豆を食べていかないと全て排出されてしまいます。

 

メリットが大きいのに人類の進化の中で腸の常在菌として選ばれなかったのは

 

納豆菌があまりにも強すぎるからなのかもしれませんね。

 

納豆菌の生命力は他の菌に比べて とっても高い

 

納豆菌は非常に生命力の強い菌です。

 

・100ºCで煮沸しても死なない。(稲わらに包む前に稲わらを熱湯消毒するが納豆菌は生き残る)

・ガンマ線量(1万グレイ以上)を照射されても生き残る。

・紫外線にも強い。

・超真空にも耐えられる。

・冷凍しても死なない

・酸やアルカリにも強い(胃酸に負けずに腸まで届く)

 

すごいですね!!

トムとジェリー並みに全然死にませんね!!

 

納豆菌などの一部の菌たちは環境が悪かったり栄養が不足したりすると

自分を守るために 芽胞 というものを形成します。

これは例えるならアルマジロが身を守る際丸まって、外敵から身を守るようなイメージですね。

まぁ、バリアみたいなものを作り出すわけです。

この時、菌は休眠状態であり、状況が良くなれば復活するというわけですね。

すごいなぁ・・・

 

納豆菌は体にとって有益なので幸いですが、

もしこの菌が病原菌や悪玉菌だったら、人類は滅ぼされているかもしれませんねぇ・・・